【統計検定準一級】統計学実践ワークブックの問題をゆるゆると解く#1
【概要】
- 統計検定準一級対応 統計学実践ワークブックの問題を解いていくシリーズ
- 初回は1章「事象と確率」
【目次】
はじめに
受けるかどうかは置いておいて、リハビリも兼ねて統計学実践ワークブックの問題を解いていきます。
今回は1章の「事象と確率」の例題を2問。
なお、問題の全文などは著作権の問題があるかと思って掲載してないです。わかりにくくてすまんですが、自分用なので。
心優しい方、間違いに気付いたら優しく教えてください。
問1.1
問題設定
ある試験を受験した女性の比率が0.4で、男性合格率は0.4、女性比率は0.5。
(1) 試験全体の合格率は?
受験者全体の人数をとして、合格者の人数をとしました。「合格率」は単純にですので、結局以下の通りです。
(2) 合格者の中からランダムに一人選んだとき、その一人が女性の確率
結局これは合格者における女性の比率を出せば良いので、私は愚直に人数を考えて計算しました。
書籍では条件付き確率の性質(ベイズの定理)を使って解くように解説されてましたが、こっちの方が遥かに簡単だと思った。
問 1.2
問題設定
1,2,3の3種類の数字だけが書かれているサイコロ。それぞれの数字がいくつ書かれているかは不明(少なくとも1回は書かれている)。
このサイコロで、1が出る確率と2が出る確率は等しい。また、各面が出る確率は。
(1) このサイコロの期待値と分散は?
ということなので、目のパターンは二通りが考えられます。ということで、あとは期待値と分散の定義に従って計算するだけ。
(2) このサイコロを2回投げて大きい方の数字を確率変数Yとするとき、確率は?
ということは、少なくとも一回3が出るケースの確率を出せば良いということです。または、3が出ないケースの余事象とも考えられます。
全部で九通りしかないので、このくらいのパターンだったら表でも書けば一発なんですが、計算してみます。
少なくとも一回ということで余事象を使います。また、それぞれの試行は独立なので1度に1か2が出る確率をかければ良いのです。そしてそれを1から引くと。
参考資料
- [1] 日本統計学会, 統計学実践ワークブック, 2020, 学術図書出版社
日本統計学会公式認定 統計検定準1級対応 統計学実践ワークブック
- 発売日: 2020/05/29
- メディア: 単行本