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統計解析、機械学習について学習したことをまとめていきます

【統計検定準一級】統計学実践ワークブックの問題をゆるゆると解く#11

【概要】

  • 統計検定準一級対応 統計学実践ワークブックの問題を解いていくシリーズ
  • 第11回は6章「連続型分布と標本分布」から1問

【目次】


はじめに

本シリーズでは、いろいろあってリハビリも兼ねて統計学実践ワークブックの問題を解いていきます。 統計検定を受けるかどうかは置いておいて。

今回は6章「連続型分布と標本分布」から1問。

なお、問題の全文などは著作権の問題があるかと思って掲載してないです。わかりにくくてすまんですが、自分用なので。

心優しい方、間違いに気付いたら優しく教えてください。

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問6.1

問題設定

テストの受験者が1,000人いて、点数が\mathcal{N}(65, 10^2)に従っている。

このテストにおいて、受験者Aの点数は85点、受験者Bの点数は60点だったとする。

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(1) A, Bの偏差値はいくらか?

偏差値とは、データを\mathcal{N}(50, 10^2)に変換した場合のスコアになりますので、愚直に計算するだけです。

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(2) A, Bの得点の間に入る受験者の人数の概算はいくらか?

A, Bの間の割合を導出すれば良いです。

A, Bの点数を標準正規分布でのスコアに変換することで割合を計算することができます。標準正規分布表を使って、それぞれの確率を求めることができます。

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(3) このテストの受験者の四分位範囲はいくらか?

四分位範囲は25%tileから75%tileの幅です。これも準正規分布表から、25%のスコアが約0.675であることがわかります。これを今回のテストの点数の範囲に変換します。

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(4) このテストで65点以上の受験者を集めた場合の得点の平均点はいくらか?

65点というのは平均です。なので、標準正規分布でいうところの0以上の確率分布を導出してその期待値を求めることになります。

確率密度関数が変わるので、指数部分を積分して正規化定数を導出します。

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ここで導出した確率密度関数を使って期待値を導出します。

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参考資料

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